住宅の断熱方法と省エネ住宅、また結露や日射等についてまとめてみました

2015/01/25|ブログ // 家づくりのお役立ち情報 // 省エネ住宅について

省エネ住宅を考える時に、断熱の考え方はとても重要です。
ここでは住宅の断熱の方法と、気をつけておかねばならない
結露について、ポイントを紹介します。

断熱は省エネの基本です

断熱の部位
断熱は省エネルギー住宅であるためのもっとも基本的な考え方なので、その方法を必ず押さえておく事が重要です。

建物を断熱化する事で、冬の寒さや夏の暑さを室内に入れにくくし、冷暖房のエネルギーロスを防ぐことができます。

また、断熱すると天井や壁、床の表面温度が外気温に左右されにくくなるので放射熱の影響をコントロールしやすくなり、快適になります。

断熱が足りなければ外気温が室内に伝わるので、人は不快感を感じることがあります。

暑い夏は建物の表面温度が高くなりエアコンを入れていなくてもなかなか涼しくなりません。

寒い冬は気温を上げても表面温度が低いと放射により寒さを感じます。

また、床の断熱も重要で、一般的に床の表面温度は壁や天井に比べて低くなるといわれています。床の温度が冷たいと冷気を感じる様な滞留が生じてしまいます。

このように、省エネ住宅を考える際に、まず初めに断熱の事を考えるのがとても重要なチェック項目になります。

断熱の方法

それでは、断熱の方法を紹介していきます。

まずは、外部と接している部位である外壁・屋根・天井・床スラブに断熱材を施工します。

開口部については、ガラス窓にはペアガラスなどの断熱性のあるガラスを施工し、玄関ドアにも断熱性のある製品を施工する事が有効です。

断熱の種類

断熱材の種類は多数あります。その中でも一般的に利用されている断熱材の種類には以下のようなものがあります。

断熱材の種類
断熱材は、熱を伝える性能である熱伝導率の数値が小さいほど高性能となります。

また断熱材の性能の指標として用いられる熱抵抗値は、断熱材の厚さを熱伝導率で割ったものです。したがって断熱材の厚さも重要となります。

また、施工方法によって断熱材の選択も変わってきます。最も一般的な工法の重点断熱ではグラスウールなどがよく使われます。また、ウレタン系の吹きつけ断熱も増えています。

外張り断熱はプラスチック系の断熱材を使用します。

断熱化の注意点

a1180_014085
断熱化の際の注意点としては、まず結露が挙げられます。

これは断熱化によりない外部の温度差が大きくなり、ここに結露域ができてしまい、壁体内等に結露が発生する事があります。

結露が発生すると、断熱材が湿ってしまって性能が下がったり、ぬれた部分から木が腐ってしまったりと問題が生じます。

結露防止のためには、断熱材は工法によって防湿層を室内側に施工する必要があります。外壁側には胴縁などで通気層を設置し、湿気を逃がすことも重要です。

同時に鉄骨等の金具により熱橋(ヒートブリッジ)が起こらないように内外に接する金具部分に断熱を施工したりします。

また、結露と並んで大事なのは開口部の大きさや仕様です。開口部からは方位にもよりますが、日射が入ります。
冬は日射が入れば暖房を使わずに暖かくする事ができるので省エネにもつながります。逆に夏場は日射が入ると断熱化してある事が仇となって熱が逃げず冷房のエネルギーを必要としてしまいます。

夏の日射遮蔽について有効なのは建物の南側のひさしです。夏の太陽高度は高いので、ひさしがあれば日射の進入をさえぎる事ができます。また、冬は逆に太陽高度が低いので、ひさしがあっても日射が差込み、暖かさを得ることができます。

また、体感温度という観点から見ていくと、冬の床の冷たさをいかに押さえるかということが重要です。なぜなら、体感温度は人が直接触れている床に左右される為です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

省エネ住宅について、断熱の方法だけを考えてみても様々な制御・コントロールの方法がある事がわかるかと思います。

これらの基本的ポイントに着目して、冷暖房機器に頼らない省エネ住宅ができたらいいですね!

それでは、また。


ブログ // 家づくりのお役立ち情報 // 省エネ住宅についての最新記事


記事のカテゴリ

SE構法の建方 施工手順

SE構法関連の情報・コラム

家づくりのお役立ち情報

建築系イベント チラシやDMの作り方

木造建築や中・大規模建築物について

構造設計、構造計画、基礎・地盤などについて

省エネ住宅について

NDNの活動日記



NDNへの電話お問合せ NDNへの資料請求 NDNのイベント申込み
SE設計講習会