大規模木造公共施設

川口市立アートギャラリー・アトリア

大規模木造公共施設 川口アートギャラリーアトリア

  • 竣工年:平成18年
  • 建設地:埼玉県川口市
  • 用途 :ギャラリー
  • 面積 :872㎡
  • 階数 :2階
  • 設計者:KAJIMA DESIGN


吹田市立 千里山・佐井寺図書館

大規模木造公共施設 吹田市立 千里山・佐井寺図書館

  • 竣工年:平成15年
  • 建設地:大阪府吹田市
  • 用途 :図書館
  • 面積 :833.09㎡
  • 階数 :2階
  • 設計者:(株)INA新建築研究所 大阪支店
  • SE施工:セブン工業(株)


大規模木造公共施設について


日本では古くから木造建築が多く設計されてきました。これは、日本には多くの森林があり、身近に木材を入手することが出来たためです。一方、西洋では石造りの建物が多いですが、これは良い石が多くとれたことや、地震被害が少ないことが要因です。

さて、木は古来より神社建築や民家に至るまで多くの日本建築に使用されてきました。一方で、大規模公共施設には利用されることが少ない材料でした。なぜなら、木は鋼やRCよりも弱い材料であるため、大きな荷重や長スパンには適していないと、言われてきたからです。

しかし、現在では材料の革新(集成材料)や、接合部の簡素化、工業化など様々な要因から大規模な公共施設にも利用されるようになってきました。木の温かみのある素材感や近代建築との融合、自由曲面に用いることなどが近年のトレンドです。

木は、鋼やRCに比べて弱い材料です。また、木は生き物ですから1本1本、性質が異なります。さらに、火に弱いという欠点もあります。以上から、木は使いにくい材料と言われています。

木造建築には2つの工法があります。1つは在来工法です。これは、日本で古くから行われてきた軸組み工法を近代化したものです。軸組工法とは、例えば神社建築にみられるように細かい部材を組み合わせた建築です。一方、欧米から輸入された工法で2×4工法があります。この工法は、部材をユニット化しており工場で生産し、現場で簡単に組み立てることが可能です。

しかし、木造は応用性の高い材料でもあります。例えば、長い木材を曲げて利用することも可能ですし、加工しやすいことから、2つの木材を加工して組み合わせ、1つの材料のように使用することもできます。

これまで、大規模な公共施設に木造建築を用いることはできませんでした。しかし、林野庁が木の利用促進するために法律を改正し、公共建築物に木材を使うことが大々的に報じられました。一方、建築技術も十分公共建築物に利用可能なレベルまで追いついていたので、現在、多くの市町村で地場産の木を使って公共施設を設計してほしいという声が上がっています。

木は、温かみを感じることが出来る材料です。実際に温かいですし、精神的にも安らぐことができます。この建築的なメリットを活かして、最近は学校建築に多く採用されています。子供たちが伸び伸びと学習できる環境に木造は最適です。木は、日本で古くから利用されてきた材料です。私たちが親しみやすい材料を公共施設に使うことは、今後丁寧に長く利用されることでしょう。



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